今日は。
先日桜について色々調べていて、ふっと「あれ?この桜達はみんな花弁が5枚の物ばかりだけど、有名な八重桜ってどの品種になるのかしら?」と気になりました。
気になった事は徹底的に調べないと気がすまない私(笑)、そんな訳で今回は八重桜について色々調べてみたのですが、更に桜の奥深さに感心する事となりました。
八重桜(ヤエザクラ)はヤマザクラなど、日本の山野に自生するサクラ種から変化したもので、八重咲きの園芸品種の総称で特定の品種の名では無いのです。
桜の中では遅く開花し、花色は白・紅・緑黄など。ボタンザクラ(牡丹桜)や里桜(サトザクラ)と呼ばれる事も有ります。ソメイヨシノより大体2週間くらい遅れて咲きます。
一般的な見解として里桜(サトザクラ)=ヤエザクラとの見方が多いのですが、分類する方の見解や分類方法によって、この2つは別の種類だと分類される事も有ります。
人間が作った園芸品種をまとめて里桜(サトザクラ)と呼ぶのですが、その他の定義として、『異なる「群」の間の雑種全て』『全ての人工の園芸品種』『野生種の突然変異も含め、全ての園芸品種』などが有る為、八重咲きの園芸品種で有る八重桜をサトザクラと呼ぶ場合が有ります。
しかしサトザクラの中には花弁が5枚の物も存在する為、一概に全てのサトザクラ=八重桜と言う見方は出部分が有るとも言えますね。
また一般的に花弁が多い品種は全てをヤエザクラだと思っている方は多いと思うのですが、半八重咲きや菊咲きなど数種類存在します。
一重咲きの桜…花弁数が5枚、日本で分布している桜の6割は一重咲きになります(先日ご紹介したサクラはこれになります)
半八重咲きの桜…花弁数が7~10枚
八重咲きの桜…花弁数が11~60枚
菊咲き桜…花弁数が100~380枚
そもそも桜は、【バラ科】-【サクラ亜科】-【サクラ属】-【サクラ亜属】と分類され、更に『節』と《群》分類されます。
『サクラ節』
★ヤマザクラ群…ヤマザクラ、オオヤマザクラ、カスミザクラ、オオシマザクラ、その他
★エドヒガン群…エドヒガン、その他
★マメザクラ群…マメザクラ、タカネザクラ、その他
★チョウジザクラ群…チョウジザクラ、その他
★サトザクラグループ(雑種からなる群)…人間が作った園芸品種
『ミヤマザクラ節』
★ミヤマザクラ群…ミヤマザクラなど
↑これだけ見て頂けば「なる程。八重桜はヒトザクラの中の品種なのだから、『サクラ節』の《サトザクラグループ》に分類されるのか」と思われるのですが、実は八重桜はそのグループのみの物では有りません。
例えば、《チョウジザクラ群》のチョウジザクラの園芸品種として「ヒナギクザクラ」と言う桜が存在するのですが、この桜の花弁は120~180枚の【菊咲き】に分類されるのです。
また、《マメザクラ群》の園芸品種である「アカネヤエ」の花弁は5~10枚の【半八重咲き】「オシドリザクラ」の花弁は30~40枚の【八重咲き】、「カモノアケボノ」の花弁は20~30枚の【八重咲き】、その他にも多種類の八重桜、半八重咲き、菊咲きが存在します。
う~ん。こうなってくると八重桜の分類ってかなり難しいなとも思うのですが、私個人の見解としては、【花弁が5枚以上の桜は全て「半八重咲き桜」「八重桜」「菊咲き桜」に分類される】となりました。
主に「サトザクラグループ」に多くの種類が存在し、なおかつ「ヤマザクラ群」「エドヒガン群」「マメザクラ群」「チョウジザクラ群」にも存在すると言う事になります。






造幣局に植わっている桜の殆どが半八重咲き桜、八重桜、菊咲き桜なので今回調べてみるまでは、ヤマザクラとソメイヨシノ以外は八重桜系だとばかり思っていました(笑)
桜の世界は奥深い。はまっていく人の気持ちが凄く分かりますね(^^)
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